徳蔵寺の主な板碑・古器物
板碑保存館に展示しております。徳蔵寺にある板碑は、「太平記の記事を裏付ける、歴史的資料」として有名であり、新田義貞が北条高時を討った1333年の戦いで亡くなった齋藤氏3人を供養するために建てられました。
この戦いは小島法師が著したといわれる「太平記」に記述されており、板碑はその歴史的証拠として重要です。
■高さ:147cm
■幅:44cm
■昭和25年(1950)8月29日に国の重要文化財に指定
訪れる際は、この歴史的な板碑をぜひご覧ください。
板碑は、元々狭山丘陵東端の八国山中腹の永春庵にありましたが、庵と共に、徳蔵寺に移されました。
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蓋付きで3本の獣脚に支えられた、須恵質のつぼ型蔵骨器です。
須恵質とは古墳時代の後半からつくられた、青黒色で硬質の陶質土器を指します。
中にあった人骨や木炭の放射性炭素年代測定によって、
奈良時代末から平安初期、約1200年前のものと判断されています。
■高さ:22cm
■幅:22.3cm
■昭和49年6月に市有形民俗文化財に指定
明治40年(1907)頃、埼玉県入間郡山口村で発見されたとされ、昭和3年(1928)徳蔵寺に納められました。
板碑保存館とは
板碑保存館は、東村山の徳蔵寺にある歴史的な遺物を展示する施設です。
昭和43年に建てられ、平成15年に改装されました。
◆1階
石器・土器などの古代の生活用品や国分寺瓦、古銭などを展示
◆2階
国の重要文化財である元弘の碑を中心に、板碑約170基、宝篋印塔、五輪塔、道標などを展示
保存会を中心に、板碑供養や史跡めぐりなども行っています。
国宝巡りに興味のある方はぜひ訪れてみてください。
拝観可能時間・・・毎週月曜以外は9:00から17:00まで拝観可能です。
拝観料について
徳蔵寺で扱っている本の紹介
新田義貞と元弘の碑の関係が書いてある本です。
東村山周辺の板碑についての解説が書かれてある本です。
徳蔵寺と関連する歴史に関して書かれてある本です。